なーはーはーはいー
もーほーほーほいー
わーはーあはーはいー
めーへえーへえー
福島県いわき市の久之浜。昨年8月、伝統芸能「じゃんがら念仏踊り」が、こんなゆったりとした調子の歌で始まった。
じゃんがらは、市内各所に伝わり、新盆の家々を回る供養の踊りだ。十数人の着物姿の楽団が、腹に下げた太鼓と、手に持った鉦(かね)を打ち鳴らして、歌い、踊る。
楽団の一人、遠藤諭さん(46)は、演じる前、遺族に問いかけた。「(生前に)伝えたかった言葉はありませんか」
津波に襲われた浜で遺体と向き合う
あの日、2011年3月11…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル